"瞑想"と聞いて、どのようなイメージを持たれますか?
もしかしたら「ちょっと怪しい」とか思われる方もいるかもしれませんね。
しかしこの瞑想、様々な効果が実証されているものでもあるのです。
今回はそんな瞑想について、いろいろお話していこうと思います。
目次
瞑想とはどんなもの?
瞑想とはいったいどのようなもので、どのようなメリットがあるんでしょうか。
その具体的な方法としては
呼吸だけに集中して時を過ごす
というものになります。
ものすごくシンプルではあるのですが、それだけに奥が深かったりするんですよね。
瞑想をすることで得られるものとしては
こころを無にすることで、疲れた脳を休ませられる
ということがあります。
こうやって聞くと、それほど怪しいものではないと思いませんか。
また特に高額の道具が必要というものでも決してありません。
どこでも誰でも簡単に実践できるものです。
瞑想とマインドフルネスの違いは?
瞑想によく似たものとして挙げられるものに、"マインドフルネス(mindfullness)"と言うものがあります。
基本的にやることとしては、どちらも呼吸に集中して行うものなので、内容はほぼ同じなのですが、その目的が少し違っています。
具体的なことを言うと、求める結果がそれぞれで異なると言ってもよいでしょう。
マインドフルネスの方は
ストレスを軽減して、効率的に仕事に取り組めるようにする
というのが主な目的となります。
より実用性を求めたものと言っても良いかもしれませんね。
また『今、この瞬間』の自分の気持ちや身体の状況をあるがままに受け入れるトレーニングと言われています。
対して、瞑想の方はと言いますと
疲れや不安がなく、穏やかな気持ちになること
がその目的とされています。
瞑想の方がどちらかというと、自分の心や体を癒すのを主な目的としていると言えるでしょう。
でもその結果として、仕事などにも好影響を及ぼすことになるので、得られる結果もほぼ同じと考えて良いかと思います。
瞑想をすることで得られる具体的な効果について
では瞑想で得られる効果にはどのようなものがあるのでしょうか?
主に言われているものとしては、以下のようなものがあります。
瞑想で得られる効果について
1.ストレスの軽減
2.リラックス
3.不眠の解消、睡眠の質の向上
4.うつ病や不安の緩和
5.集中力・生産性の向上
これらが脳をしっかり休ませることで得られるメリットなんですね。
現代のようなストレスが非常に多い世の中においてこそ、瞑想の効果というのは非常にありがたいものが多いです。
集中力が得られるようになれば、以前お話した"フロー状態"にもさらに入りやすくなることは間違いないですね。
全集中のフロー状態に入って作業効率を上げていきましょう
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なぜ瞑想でそのような効果が得られるのか?
やはり気になるのは「なぜ単に呼吸に集中するだけで上記のような効果が得られるのか?」ということですよね。
その理由として挙げられるのが
自律神経が支配している呼吸に影響を及ぼすから
ということがあります。
自律神経というのは、心血管系、消化器系、呼吸器系、代謝など、生命を維持していくうえで非常に重要な部分をコントロールしています。
しかし"自律"と名前の付く通り、大部分は意識的にコントロールすることはできず、無意識のうちに管理されています。
たとえば"今からお腹を動かすぞ!"とか"今から脈拍をあげるぞ!"と意識したとしても、そんな風には体は動いてくれませんよね?
それが自律神経が支配している証拠でもあります。
呼吸についても、普段は意識なんてまったくしていないはずです。
「いまから息を吸うぞ、息を吐くぞ」なんて考えたりしていないですよね?
無意識のうちに、息を吸ったり吐いたりしているものです。
もし意識しないと呼吸が止まってしまうようでは、寝てしまったら無呼吸になって死んでしまいますからね(笑)
このように、呼吸も基本的には無意識下に管理はされています。
しかし呼吸は唯一意識下にも管理できるものでもあるのです。
深呼吸したり、呼吸を止めたりといったことは、自分で意識してできますよね。
意識して呼吸に働きかけることで、無意識の自律神経にも影響を及ぼすことができるというわけです。
だから瞑想はそんな呼吸に意識を向けることによって、無意識の領域にも接する機会を得られるとも言えるのでしょう。
瞑想と潜在意識について
前述したとおり、瞑想は呼吸に働きかけるので、自律神経に影響を及ぼすことができます。
自律神経は無意識の領域、つまりは潜在意識の領域とも繋がりやすくなると解釈することができるのですね。
実際に、引き寄せの法則で有名なものとしてエスター・ヒックスさんの"願えば、かなうエイブラハムの教え"という本があります。
この本の中でも、引き寄せの法則を加速させるものとして、瞑想が挙げられています。
瞑想をすることによって、引き寄せたいものをより引き寄せやすくなるとした、ちょっと瞑想をしてみたいとも思いませんか?
また瞑想をすることで、アファメーションの効果を高められるという話もあります。
瞑想によって潜在意識により近づくことによって、アファメーションによる願望実現がしやすくなるとのことです。
瞑想については、知れば知るほど奥が深いもののようです。
瞑想の簡単なやり方について
ではどのように瞑想をするのですが、実はそんなに難しいものではありません。
もちろん効果を最大限に得ようと思うと、ちゃんとしたところで学ぶ方が良いかもしれません。
また瞑想もいろいろとやり方があるようなので、自分に合った方法を探すのも良いかと思います。
ここでは簡単にできる方法について、3ステップで順に解説していきます。
1.調身
まず瞑想を始めるにあたっての身体の体勢を整えます。
基本的には背筋を伸ばして、座骨で座ることを意識するようにして座るようにします。
地べたであぐらをかいて行うのがよいともされますが、いすに座ってでも大丈夫です。
2.調息
続いて呼吸の調整です。
とはいえ、特別に変わった呼吸をする必要はありません。
イメージとしては、全身に呼吸が巡るような感じで、ゆっくりと腹式呼吸を行うようにします。
3.調心
ここが瞑想の一番のポイントとなるところです。
自分の呼吸の吸う、吐くの動作に心を集中します。
そして呼吸のことだけを考え、その他のことには意識を向けないようにします。
以上が瞑想のポイントとなる3ステップです。
瞑想をする上では特別に必要な物品などはなく、静かで落ち着いた環境さえあればどこでも実践は可能です。
瞑想で寝てしまうなどうまくいかない場合
自分も瞑想をすることがあるのですが、結構眠くなってしまうことがあるんですよね。
そして気が付けば寝てしまっていたり(^^;
眠ってしまうようだと"うまくできていないなぁ"と落ち込んでしまう方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
落ち込む必要は全くありません。
寝てしまったということは、それだけちゃんとリラックスできていたということでもあります。
だからうまくできていなかったわけではないので、安心してください。
むしろちゃんと脳は休めていたことになりますからね。
また呼吸に集中したいと思っていても、ついつい他のことが頭に浮かんできてしまうことも多いかと思います。
これも誰でも起こりうる現象ですので、気にしないように。
関係ないことが頭に浮かんできたとしても、イライラしたり凹んだりしないようにしましょう。
頭に浮かんできたという事実は素直に受け入れましょう。
そしてそれを横に置きつつ、再び呼吸に注意を向けるようにすればよいのです。
最初のうちはなかなかうまくいかない人もいるかもしれませんが、続けているうちにすんなりできるようになってくると思いますよ。
とにかくあきらめずに続けてみることをお勧めします。
もし"どうしてもなかなか集中できない"という方には、集中しやすくするような周波数の音を流しながら瞑想するという方法もあります。
瞑想に集中できなくて困っている人向けに記事も書きましたので、良ければこちらも参考にしてくださいね。
「瞑想に集中できない!」という瞑想の初心者に試してもらいたいこと
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瞑想で潜在意識を呼び覚ましてよりよい生活を
というわけで、今回は瞑想についてのお話でした。
瞑想自体は特別な道具やテクニックはいらないので、どなたでも簡単に実践することができます。
またその効果を見てみると、こころや体に良い影響を与えることがたくさんあります。
マインドフルネスで証明されているように、仕事にも好影響を与えてくれるはずですので。
呼吸によって自律神経に介入し、潜在意識にまで影響を及ぼすと思うと、面白いと思いませんか?
瞑想する時間は5分でも十分と言われていますので、やって損はないスキルだと考えています。
お金も時間もかけずにハッピーになれるのなら、やらない手はないですよね。
ぜひ皆さんも1日5分でいいので、瞑想を試してみてはいかがでしょうか。